予定通りにローレット処理を行いました。通常はV社仕様の№7を施しますが、元々が
№8なのでそれに従いました。見事にローレットが蘇りました。
続いては仕上げ作業には行かず、もう1本の修理に取り掛かりました。これはあきらかに
他社製です。何故か?ローレットがヤスリ切りです。見るからに揃っていません。
職人としては、幅が5㎜も有るので手切りはしたくありません。ですが、昨日も述べた
ように素材が心配です。他社製で分かりません。先ずは修理の基本の洗浄からです。
やはりスパーク深くて削り切れないので、入れ歯にて補修しました。
そして心配のローレット加工です。一か八か通常の深さにて切り込んでみました。
ゆっくり送りをすれば切れました。どうも真鍮カイサク材の様です。もしネバ材なら
2度入れをする覚悟でした。まあホッとしました。これも見事に蘇るどころか、
ローレット面は既存より立派に成ってしまった。素材さえ手に入れば新規の方が費用
掛からずの修理代です。しかし、現在では素材が入手不可能です。手に入るとすれば
問屋から切売り業者より取寄せて、その後に矯正業者に持ち込んでもらう事になる。
切売り業者だけだと、ねじれ、波うち、反りひどく、作業場では処置できません。
さて、立派なハラヒロカマキリを見つけました。でも、少し行動が変です。もしかして
ハリガネムシに蝕まれているのか?しばらくお尻を水に漬けてみましたが反応なしでした。
とうも寿命の様です。草木にとまらせても落下してしまいます。羽根は拡げたまま
閉じません。見つけたばかりは威嚇のような動作をしていました。
ほぼ40年前の株式会社田原製作所の水門製作記録をPDF化しました。やっとチョット
使えるようになったペーパースキャナーで50頁を取り込みました。パソコンで楽々に
スクロールできる😄です。
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