2017年7月26日水曜日

10年前の金型を改良と修理


東京江戸川区の塩ビ・オレフィンシート高周波加工の金型職人です                                
                                                      
                    空気物もバッチリ。超音波治具も沢山作って

  こんばんは、いや~今日は少しは身体が安らいだか?気温が25度位でした。
 
午後3時頃まで雨が降り続きました。良いお湿りに成ったのでしょうか。
 
明日からはしばらく曇り空の日が多い様です。梅雨が明けたら梅雨らしくですか~
 
今日は10年前に作った金型の改良依頼を処理しました。10年使い続けた金型
 
ですから、汚れ酷く先ずは薬品で洗わなければ作業に成りません。
 

加工時に発生する微量のガス、裁断時に使用する粉、その他で可なりの

汚れでした。巻刃材は摩耗、刃先の変形も有るので新しい物に取替えです。

本体も薬品とスチールウールと洗剤では落しきれず、金属ブラシで傷めないように

ブラッシングしました。分解したならばベース面のレベルも診てみました。

10年の加工歴は金型を少しずつ微妙にレベルを狂わせます。クワエの部分

から数え切れないほど毎回毎回圧力を加えます。更に両サイドの袖生地が

有りますので、更に負荷が掛かり微妙に反っていました。先ずベース面から

レベル出しをし、本来の改良の依頼目的で有る加工面に生地厚さの段差を

設けるの処理をやっと行えました。新しい刃材を取付け完了まで仕上げました。


保存してある平成19年の製作時の図面指示書を引張り出し、製作時の

金型データを確認しました。それを基に今回の改良の数値の割り出しの

参考にしました。当然に、当時とは製品の仕様が変化しています。その変化に

対応する為、今回の改良の依頼と成ったようです。無事に完了しました。


こんな感じの簡易梱包で、明日以後のお引取りと成ります。

明日も修理は続きます。今度は他社製ですが、何でも構わず、拘り持たず

使えるそうな物は何でも治してしまえの精神です。ただし、すべての内容を

理解して任せて頂ける方のみです。これはトラブルを避ける為です。

〒132-0022 東京都江戸川区大杉5-5-17

有限会社横島高周波金型工業の横嶋


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