2017年11月30日木曜日

生地端・シャワーカーテンの裾の折り返し止め。通称玉取りの方法


東京都江戸川区の塩ビ・オレフィンシート高周波加工の金型職人です                                
                                                      
                        空気物もバッチリ。超音波治具も沢山作ってます

 こんばんは、今日は相当どんよりした天気でした。雨の予報もパラつくのみ

でした。さて、作業は生地端の玉取りをするベークライト治具とヘラと直線バーを

仕上げて発送しました。単純な様ですが、意外と素材に苦労します。

先ずはベークライト(紙)ですが、定尺板をカッティングマシーンで幅寸法切り

注文での在庫なので、時間が経つにつれて樹脂が硬化して行きます。それに伴い

反りなども出てくるので、その癖を如何に取るかが決め手です。


600長も有るので何とかギリギリ真っ直ぐな所を抽出して使用しました。

もっと難航はヘラです。1㎜のアルミ板を2か所谷折りにの指定でした。

何とか駆使して曲げましたが、作業は可なのアナログ的です。


長さ500も有るので均等にくの字に行きません。ブリキ職人方式でやると

凸凹に成るのでそれは出来ずです。フライス用の精密バイスを4台利用して

ホッです。割りと良く曲がりました。

ローレット直線バーは先日5㎜幅を施した時のオリジナル装置を取付けっぱなし

だったのでラッキーでした。今回は3㎜ですがマシンカットの良いローレットに

成りました。この3種を発送してこの件の作業完了です。

数量が多い場合は、玉取り機も作れます。生地を置いてアームをカシャとやると

末端の折り返し完了そして直線バーを踏み込みショットすれば綺麗なループ

状折り返し止めが出来ます。通称玉取りと皆さんおっしゃりこの業界では

通用します。


修理を依頼され手を付ける前の画像です。これ一台所有して置けば、可なり

役立つと思います。使いが激しいとガタが来ますので10年ほど使ったら

調整を!蘇ります。

〒132-0022 東京都江戸川区大杉5-5-17

有限会社横島高周波金型工業の横嶋


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